ジオスの破綻と英会話業界

３年前の旧NOVAに続きジオスも破綻申請してしまいましたね。旧NOVAの場合は、国の指導が経営に直接的に影響して破綻した経緯がありましたので、今回のジオスの破綻は、少し意味が違います。ジオスは１年位前から教師への給与遅延などで、業界内では「あぶない」という噂が、かなりたっていたようです。堅実経営のイーオンと積極経営のジオスと元々は、一つの会社であったのが、方向性の違いから分離して結局は堅実経営のイーオンが残ったということでしょうか。積極経営も経済状況が良い時は良いものの、経済が悪化したときに過去の成功体験にとらわれて、柔軟な方針転換ができない企業が多いというのが個人的な感想です。大体は拡大戦略をとる企業は、売上偏重主義で利益軽視というのが目立ちます。ニュースを見ていると旧NOVAの破綻以来、英会話業界への不信から、かなり市場規模が縮小しているように思われます。英語学習関連、そのものの需要があるだけに、業界としては何とかイメージアップをしたいところでしょう。大手２社の破綻で、現在の業界大手というところは、イーオンとＥＣＣですかね、全国的に展開しているところは。まあ、新NOVAもありますが。ジオスやNOVAの失敗を教訓にして、顧客満足度を高めるサービス（授業の質）と経営安定性の向上など頑張ってもらいたいところです。いつも馬鹿を見るのは、顧客と真面目に働いていた社員さんでしょうから。

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