英語の話せない英語の先生が英語を教える!?

外国語習得に関する議論で「英語を話せない英語の先生が英語を教えてるから上達しない」との記述をどこかで見た覚えがあります。自分が5000時間を超える英会話のレッスンをど初心者から上級者になるまで受けた過程で多くの中学校、高校の英語の先生とレッスンを共にしたことがあります。しかし、上級者クラスでレッスンを受けた時に一緒になった先生は超進学校の英語の講師一人だけで、ほかの多くの方々は初級～中級クラスでご一緒しました。共通して言えるのは、英会話が苦手なだけでTOEICの得点は皆さん800点以上という方が多かったです。それでも既に10年前の話であり、かつ皆さん英会話が苦手なのは承知で英会話学校に通っていた方々なので今はもっと改善されているでしょう。既存の小学校の先生がALTの外国人と一緒とはいえ、英語を教えるのは、ちょっとかわいそうな気がします。ちょっと様子を拝見したことがありますが、突っ込みどころ満載です。今ではうちの愛娘みたいに1歳過ぎから英会話スクールに通っている子供たちがいるし、田舎町のウチの近所でも普通にハーフの子がいるので小学校の先生も大変です。英語改革なるものも、単に受験内容を変えれば何とかなるといった安易な考えは捨てていかないといけないなぁ…、と思ったりします。以前、J-shineの資格を取った時にセミナーで協会関係者の方（お偉いさん）が、「ボランティア精神で人身御供になったつもりで教えて欲しい」といったようなことを堂々と言っていましたが、「いや教える人の質は大事でしょう」と思ってしましました。結局資格も更新しませんでした。だって英会話学校の非常勤講師でも最低時給2,000円プラス交通費でるのに…。もちろん、レッスン時間の3倍以上の時間をかけて下準備はしますけどね。